| 子供クラスのご案内 | - 2024/02/10
- 現在、子供クラスの新しい仲間を募集しています。
当道場の子供クラスである、幼年部と少年部の特徴を、少し詳しくご説明いたします。
■幼年部
およそ5歳くらいから、小学2,3年生くらいまでの子が在籍するクラスです。この時期は、武道を学ぶ上での、基礎教育の期間になります。
習い事として武道を学ぶ上で、楽しみながら体を動かす習慣を身に着けるために、楽しみながら継続的に通えるムード作りや、メニューの内容に工夫を加えています。
武道の技は、同じ動作を繰り返し行う必要がありますが、楽しみながら技術を身に着けていくために、少しずつ変化を加えながらも定期的に同じ技を繰り返し、飽きずに集中力を徐々に付けて行けるように工夫をしています。
稽古の中では、体育的な要素としてのマット運動や受け身、走ったり跳んだりバランスを取ったりと、各種の補強運動を楽しみながら行えるメニューに取り組んでいきます。
幼年部のクラスは、今現在は、追浜クラスのみ活動を行っていますが、稽古に参加している子供たちの元気の良さ、声の大きさ、明るい笑顔、ちょっといたずらっぽい子供らしい雰囲気も表出させながらも、オンとオフの切り替えができるようになってくる様子は、稽古に参加している子供達から十分に伝わってくると思います。
楽しめる事。ちょっぴり頑張りを見せて競い合ってみる事。しかしその中でも、稽古では仲間との協調性が必要で、人との会話を楽しみつつ、身体能力を少しずつ向上させ、集中力を付けて行ける事が大切です。
小学生の高学年から入会する子たちは、少年部から稽古をスタートすることになりますが、幼年部クラスを十分に経験した子は、物心がつく前から自然と我慢強さが身に付き、指導者との信頼関係が増してくることでコミュニケーションがとてもスムーズになり、何よりも当たり前に我慢強さをもって成長していく傾向が見られます。
可能であれば、幼年部クラスを少しでも経験しておくと、技術面と精神面での基礎がしっかりと身に付きやすいため、安心して少年部で稽古を続けていくことができると思います。
■少年部
このクラスは、ある程度の集中力が必要なため、幼年部でしっかりと基礎を身に着けた子や、元々理解力や集中力が高く我慢強い子や、小学校の高学年から始める子たちが所属するクラスです。
現在、小学生から中学生までが在籍しています。
稽古の前後や休憩時間は、当たり前に子供らしく柔らかい、ホノボノとした雰囲気が見られますが、稽古が始まると皆一様に、とても高い集中力を見せてくれます。
楽しみながら稽古をする基本姿勢は幼年部と変わりませんが、稽古の中ではより高い集中力が必要になります。
体力的にも、幼年部よりも大幅に稽古時間が増え、体力的にも厳しくなります。
楽しみをもって稽古を継続できるように工夫を凝らしているので、子供らしい声もよく聞こえてきますが、話を聞く時の姿勢や、悪ふざけの度合いによっては、とても厳しく声を上げて注意をしますので、空気がピリッとした厳しい雰囲気になることもあります。
基本動作の技能に加え、組手の実力も増していく必要があるため、実際に戦う力が増してきますが、年下の子への力のコントロールが出来なかったり、指導者の指示にしっかりとしたがった動作をしなかった場合は、特に厳しい指導を受けることになります。
個人差はあるものの、人からの暴力などにはそれなりに強くなります。
そして心もかなり我慢強くなります。
但し周りの子達との協調性や、相手に対する力のコントロールという点においては、どこの道場よりも厳しく指導していますので、無用に暴力的になる心配はあまりないと思います。
稽古の中で色々な制限を加えることで、競技能力は少し抑えられることになりますが、技能的な部分で、最終的にはこの団体の中ではかなり高いところを目指せる力が付いているのは、過去の試合実績があらわしています。
■中学部
一般部と一緒に稽古を行う中学部の紹介です。少年部を卒業した稽古生が所属するクラスになりますが、中学生のクラスというわけではなく、中学1,2年生の間は、少年部で指導役として稽古を継続することもできますので、時間の都合や本人の希望など、保護者と本人の希望に応じて所属クラスを判断しています。
教育的な少年部までのクラスとは異なり、中学部ではかなり技能的な部分が難しくなり、「強くなるための稽古」という部分がかなり強調されてきます。大会で活躍できるのは、こうした中学部に所属する子達の中でさらに選手クラスに所属する子供達であり、皆大人に負けないほどの技量と実力を備えるようになります。
ピリッとした稽古の中でも、比較的穏やかで和やかな雰囲気が漂う少年部までのクラスとは大きく異なり、稽古の最初からピリピリ感が漂ってくる、厳しさを感じられるクラスです。
言葉遣いや相手への配慮など、このクラスの中でしっかりとした対応が出来ていなければ、かなり厳しい指導を行います。
しかし、ケジメを付けた態度がしっかりと取れていれば、休憩時間や稽古に前後では、稽古生同士お互いにとても言葉が多く、和気あいあいとした温かい雰囲気が漂うのは、子供クラスにも共通した部分です。
但し、自分の稽古には真剣に取り組む大人の稽古生の中に交じって稽古を行うため、稽古が始まると中学部の子供たちはとても大変です。
しかしある意味で、多くの大人との交流が必要になる為、比較的しっかりとした大人に成長していくことができ、周りの大人の方々から、「道場内には、とても真面目でしっかりとしていて、いい子が多い」という評価を受けています。
この道場では、生意気な感じは受け入れられませんが、そのツンと着た気持ちが必死に取り組むエネルギーになれば、大きな成長につながります。
周りの大人は、道場内での自らの態度を通して、そのように自然に育ててくれます。
また、だらしない態度は厳しい注意を受けることになりますが、最低限の稽古参加回数を維持し、稽古の中で最低限の事をしっかりと行っていれば、試合や審査などで周りから強制されることはなく、比較的マイペースで稽古に参加でき、自分の生活スタイルを変える必要はありません。
そして、気持が弱く体力が無ければ、それなりに稽古は厳しくなりますが、周りの大人は、世間の大人の方々よりも格段に優しく思いやりがあり、面倒見が良い方が多いです。
自由稽古で一人ぽつんと相手が見つからなくて佇んでいれば、必ず誰かれなく声をかけてくれいろいろと教えてくれたりして、一緒に稽古に取り組んでくれます。自信がなく気持の弱い子には、厳しくではなく、やさしく励ましてあげる土壌が、この道場には根付いています。
少年部のクラスから、少しステップアップを目指したい子や、より強くなりたいと願う子は、このクラスが最適です。
子供クラスの総仕上げの段階であり、頑張り次第では、ジュニアクラスの黒帯を目指せるクラスです。
■大道塾 横須賀支部・湘南支部の子供クラスの指導方針
子供たちは生まれた時からみなそれぞれ、色々な環境で生活をしていますが、その環境の中での人とのふれあいや出来事の中で、楽しく過ごせる時もあれば、子供らしさを十分に発揮できずに、窮屈な環境で過ごしている場合もあります。
しかし、すくすくと成長ができるばかりが良い成長とは言えず、色々な経験をする中で、バランスが取れることが一番望ましいですが、良いことと悪い事、楽しいことと悲しい事などの何らかのバランスが崩れると、人生は実に生きづらい、子供たちにとってもつらい日々を送ることになり、親御さんの不安も大きくなるばかりです。
また元々、その子が持つ特徴には様々なものがあり、最近はきめの細かい対応がとられる児童向けの機関もありますが、自分の個性を無用に病的に判断されてしまう傾向があるようにも感じます。
わが道場では、個人の個性を大切にしながらも、色々な性質を持つ子たちが、稽古の中で一緒に成長ができる仲間づくりを大切にしています。
頑固な子、おとなしい子、コミュニケーションが苦手な子、短気な子など、色々な子たちが共存して稽古していくには、ある一定のルールと、適度な厳しさと、相手の気持ちを汲み取る思いやりの心が必要です。
子供クラスの幼年部と少年部では、あくまでも人を育む武道教育を柱として稽古を行っています。
新しく入会される方の所属クラスは、画一的に判断しているわけではなく、入会された時期やご本人の成長具合、ご本人と保護者様の希望に応じて、所属クラスを判断しています。
新しく入会を検討される方がおられましたら、いつでも見学や体験を受け付けています。
ご希望の方は、事務局までごれなくを頂けるか、最寄りの稽古場所に直接お越し下さい。
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