野田知佑
ご存知の方少ないと思いますが、カヌーイスト・作家の野田知佑氏
今年の3月に亡くなられていました。(非常に遅き認識で、大変ショック)
僕にとっては、尊敬とかの概念以上の憧れ以上の人(意味分かんないですね)
大学卒業後、バイトで貯めたお金で船に乗りヨーロッパへバックパッカー。折り畳みボートとギターを背負いヒッチハイク。日本と違い、金の無い若者に優しい外国。ビザ申請で寄った日本大使館の職員の横柄さにブチ切れ、ボコボコに。その後、世界から集まった若いバックパッカー達が、皆 悩みを抱えて旅をしている事に共感。自分もこの旅で何かが変わるのではないか?と自問自答しながら数ヶ月。お金も底をつき帰国。結局、何も変わっていない。
帰国後、教員・記者・結婚・離婚を経て、千葉の湖で孤独に生活。学生時代からの部活のボート(カヌー)で、国内・世界の川を漂流。その時代、カヌーで川下りする人間などおらず、周囲からは敵視。ホームレスに近い生活を数年続けていたが、愛犬(ガク)とのカヌー下りが話題となり、日本初のカヌーイストに。
カナダ・ユーコン川をホームグラウンドとした書き下ろしは、べらぼうに面白い(^^)
周囲500キロ近く、誰一人居ないユーコン。熊と蚊に襲われながらも、一人と一匹 数ヶ月掛けて下っていく。機会があれば、読んで頂きたい。
川と犬と子供達を愛した、孤高な武人。
どうぞ、ゆっくりと川下り 楽しんで下さいm(_ _)m 合掌
管理人 2022/09/06(Tue) 22:43 No.1917